“上林”の読み方と例文
読み方割合
かんばやし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに較べると上林かんばやしは淋しい。宿屋が二三軒あるばかりである。山が裏手に幾重にも迫って、溪の底にも溪がある。
渋温泉の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一昨年上林かんばやしへ行ったときだってそれがあって、勉強勉強と考え、折角行ったのに十分効果をあげられなかった。
町内の、昔、人形師をしていたという、小間物屋の上林かんばやしが指導に当り、暇を見て、金五郎が、直接、采配をふる。子供たちも、学校から帰ると、大勢で手伝う。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)