“上条家”の読み方と例文
読み方割合
かみじょうけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのさくのなかには黄楊つげしきみの木とが植えられて、それがともどもに花をつけていた。しかしそれは母の墓といっても、母ひとりのための墓ではない。父方の上条家かみじょうけの代々の墓なのである。
花を持てる女 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)