“上条”の読み方と例文
読み方割合
かみじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大学鉄門前の下宿上条かみじょうにいた頃は兄も若かったし、そこへ折々遊びに行くのを楽しみにしていた私もまだ小さいのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
どうして年をはっきり覚えているかと云うと、その頃僕は東京大学の鉄門の真向いにあった、上条かみじょうと云う下宿屋に、この話の主人公と壁一つ隔てた隣同士になって住んでいたからである。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)