三文菓子さんもんがし)” の例文
野菜の荷を東京へ出した帰りの空車からぐるまいた男なんどのちょっと休むうちで、いわゆる三文菓子さんもんがしが少しに、余り渋くもない茶よりほか何を提供するのでもないが、重宝になっているうちなのだ。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)