三四度さんよたび)” の例文
私は三四度さんよたび同じ言葉をかえして見たが、猫がまだ私の思う通りにならないうちに、自分の方が病気でどっと寝てしまった。その間私はついに彼を見る機会をもたなかった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)