“三下奴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんしたやっこ80.0%
さんした10.0%
さんしたやつこ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうぞ、なにぶん御贔屓ごひいきにお買上げを願いたいもんで……しがねえ三下奴さんしたやっこのために、路用のお恵みが願いたいんでげして。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お天気安は火消の三下奴さんしたに似合わず、古道具屋から安物の鍔を買って集めるという妙な道楽をもっていた。
初午試合討ち (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
三下奴さんしたやつこが御注進々々々と縄張りのことかなんかで殴りこみの一隊が近づいたのを知らせてくるが、画面の中の姐御達は清水港の次郎長もかほどまでとは思へないほど落付いてゐる。