万里春風ばんりしゅんぷう)” の例文
泊中はなんとも毎日なごやかで、水寨すいさいに矢たけびなく、烽火台のろしだい狼煙のろしの音もしなかった。しかし、中央から地方へかけて官軍のうごきは、決して万里春風ばんりしゅんぷうの山野、そのままではなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)