一日市ひといち)” の例文
郷里の師範学校を出るとすぐに一日市ひといちの小学校に奉職したのだったが、文検を志して、やがて一家をあげて出京したのだった。
茶粥の記 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
秋田市から北の方へ、ものの一時間も汽車に揺られてゆくと、一日市ひといちという小駅がある。ここから軌道がわかれていて、五城目という町にいたる。小さな町である。
凍雲 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)