“ひといち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一日市66.7%
一市33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郷里の師範学校を出るとすぐに一日市ひといちの小学校に奉職したのだったが、文検を志して、やがて一家をあげて出京したのだった。
茶粥の記 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
秋田市から北の方へ、ものの一時間も汽車に揺られてゆくと、一日市ひといちという小駅がある。ここから軌道がわかれていて、五城目という町にいたる。小さな町である。
凍雲 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
また一市ひといち栄えるだろうと思われたが、そこはおたがいにまだ生面せいめんのことではあり、さすが話好きの関守氏も、これを機会に御輿みこしを上げて立帰ることになると、お雪ちゃんが
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)