トップ
>
一力
>
いちりき
ふりがな文庫
“
一力
(
いちりき
)” の例文
その料理店の名はたしか
一力
(
いちりき
)
とか云いました。すべてがぼんやりして思い出すとまるで夢のようであります。
中味と形式
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それからゴーホを煮しめたとでも云ったしょうな「
深草
(
ふかくさ
)
」や、田舎芝居の
書割
(
かきわり
)
を思い出させる「
一力
(
いちりき
)
」や、これらの絵からあらを捜せばいくらもあるだろうし
帝展を見ざるの記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
祇園
一力
(
いちりき
)
への身売り道中にさせられてしまったことには、笑っていられないものがありました。
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
従ってその
一力
(
いちりき
)
楼は、京都でなく両国の川べりであるらしい気がした。しかしそんな事が芝居としては問題にもならず、何かさらさらとして意気な忠臣蔵だと思えただけであった。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
“一力”の意味
《名詞》
自分ひとりだけの力。独力。
「万」の字を「一」と「力」に分解したもの。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“一力”で始まる語句
一力味