“ヤマカヅラ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山縵33.3%
山蔓33.3%
山蘰33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山の蔓草や羊歯の葉の山縵ヤマカヅラや、「あしびきの山の木梢コヌレ」から取つたといふ寄生木ホヨ頭飾カザシや、山の立ち木の皮を剥いで削り掛けた造り花などであつた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
処女が其資格を得ようとするシルシに花かざしをする。躑躅が用ゐられた。一種の山蔓ヤマカヅラである。こゝに何か秘密な行事があるので、其時に花をさしたと言ふ事が、成女戒を授けられた事になる。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
山蘰ヤマカヅラとして、祓へのしるしになる寄生木ホヨカヘ・ひかげ・裏白の葉などがあり、採り物として、けづり花(鶯や粟穂・稗穂・けづりかけとなる)・杖などがあつた。