“ブヘド”の漢字の書き方と例文
語句割合
博克図100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なおよく御覧になると、この東支鉄道は大興安嶺たいこうあんれいをプツリと横断しているのだ。場所は博克図ブヘド駅と興安駅との間においてである。
キド効果 (新字新仮名) / 海野十三(著)
殊に列車が博克図ブヘドを出てからは、窓外にスクスクと伸びた白樺しらかばの美林が眺められ、乗客も乗務員ももう何事も忘れて、むさぼるように朝の空気を肺臓へ送りこんでいた。
キド効果 (新字新仮名) / 海野十三(著)
さて事件のあった朝というのが、ことやや旧聞きゅうぶんに属するが去年の夏八月の某日のことだった。午前七時丁度ちょうどという時刻にこの博克図ブヘド駅を問題の列車は興安駅の方へ向って進発したのだった。
キド効果 (新字新仮名) / 海野十三(著)