“デビル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪魔50.0%
魔神50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男の顔がはなはだ獰猛どうもうにできている。まったく西洋の絵にある悪魔デビルを模したもので、念のため、わきにちゃんとデビルと仮名かなが振ってある。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また美禰子の絵はがきを取って、二匹の羊と例の悪魔デビルをながめだした。するとこっちのほうは万事が快感である。この快感につれてまえの不満足はますます著しくなった。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あの悪少年ラスカルは恐ろしい毒蛇コブラです。人を欺して血を吸います。あれは魔神デビルが化けたひょうです。どこに居るかわかりません。けれどもどこからか出て来て悪い事をします。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)