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ジツアク
ふりがな文庫
“ジツアク”の漢字の書き方と例文
ひらがな:
じつあく
語句
割合
実悪
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実悪
(逆引き)
男性のすつきりしたと言ふ美其物の様な人なのですから、在来の
実悪
(
ジツアク
)
・
色悪
(
イロアク
)
など言ふ役処には、理想的形と気分とを具へた人でありませう。
芝居に出た名残星月夜
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「
兼
(
カネ
)
る」と言つた芸風の人ではあつたが、芸の素質はさして広い人とは言へなかつた。「立役」はしても「
実悪
(
ジツアク
)
」を兼ることは絶対になかつた。
芝居の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
彼は
実悪
(
ジツアク
)
、即、
立敵
(
タテガタキ
)
に位すべき人で、幸四郎の時代、又は
王代
(
ワウダイ
)
における立敵としての最後の人であるのに対して、唯一人延若があつて、世話・
御家物
(
オイヘモノ
)
の
真
(
マ
)
敵として、残るものと言ふべきであらう。
実川延若讃
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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