“サブスタンス”の漢字の書き方と例文
語句割合
実体100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大切なのは「本を読む」はたらき、機能ファンクションさえ果たされればよいのであって、本と図書室という実体サブスタンスそのものは必ずしも、その当体がもっていなくてもよいのである。
支部図書館三周年に寄せて (新字新仮名) / 中井正一(著)
その実体サブスタンスには、もとより、終始もなく、生滅もないはずである。されど、実体の両面たる物質と勢力とが構成し、仮現する千差万別・無量無限の形体フォームにいたっては、常住なものはけっしてない。
死刑の前 (新字新仮名) / 幸徳秋水(著)
実体サブスタンスには固より終始もなく生滅もなき筈である、左れど実体の両面たる物質と勢力とが構成し仮現する千差万別・無量無限の個々の形体フォームに至っては、常住なものは決してない、彼等既に始めが有る
死生 (新字新仮名) / 幸徳秋水(著)