“コート・ダジュール”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瑠璃の浜辺25.0%
碧海の浜25.0%
碧瑠璃海岸25.0%
碧色海岸25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏国の「瑠璃の浜辺コート・ダジュール」にある辟寒地で、二万人を入れるカジノの中に、世界の遊民が、一杯の珈琲に安閑として居るのを見て
無題(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
冬は碧海の浜コート・ダジュールのある旅館、夏はノルマンディーの海岸というふうに、一年の大部分をパリー外で過ごし、他人の贅沢ぜいたくをながめ他人と同様に無駄むだな生活を送りながら
サン・ラファエルからモンテ・キャルロまでの、この碧瑠璃海岸コート・ダジュールにある無数のホテルを、どういう方法でたずね廻ろうというのか、名前さえも知らないのに。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この沿岸道路の趣きが、ヨーロッパで最美の道路として知られているあのリビエラ沿岸、いわゆる碧色海岸コート・ダジュールのニースとモナコ間によく似ていると人はいう。私もこの前それに折紙をつけた一人である。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)