“カタヲカ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな：かたをか
語句割合
傍岡60.0%
傍丘40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨の後の水気の、立つて居る大和の野は、すつかり澄みきつて、若昼（ワカヒル）のきらきらしい景色になつて居る。右手の目の下に、集中して見える丘陵は傍岡（カタヲカ）で、ほの／″＼と北へ流れて行くのが、葛城川だ。
死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
次の例は、大和に於ける地名例が文献的には一番古いが、山城或は其他の各地にも、或は又普通名詞のやうにも使はれて居るものに、傍丘（カタヲカ）（又、片岡。或はかたをかやま）といふ言葉がある。
熟語構成法から観察した語根論の断簡 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
此歌と「朝戸をあけて見るぞ寂しき傍丘（カタヲカ）の楢の広葉にふれる白雪」
短歌本質成立の時代：万葉集以後の歌風の見わたし (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
傍丘（カタヲカ）の　楢の広葉に　ふれる白雪（千載）
短歌本質成立の時代：万葉集以後の歌風の見わたし (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)