“ウエートレス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女給仕33.3%
酌女33.3%
酌婦33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月に眼鼻を書いたような円顔の女給仕ウエートレスが、向うに立って私達の方を眺めていた。私が余りにこにこしてるものだから、ふいと向うへ行ってしまった。可笑しな奴だと私は思った。
未来の天才 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
僕はぐつたりとして酌女ウエートレスの顔を眺めてゐると、義弟のタミと細君がやつて来た。
川蒸気は昔のまゝ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「マーメイド・タバンの酌婦ウエートレスには、お前から俺の言葉を伝えておいてくれ——玉虫を見つけたら旅先から届けるからに、俺の君に寄する複雑な愛のしるしとして胸飾りにしてくれ——と。」
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)