“わらべむしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
童武者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
命じ終ると、正成は数十歩、丘の南のはなのほうへ歩いていた。すると、童武者わらべむしゃ蔦王つたおうが、おやかたさま、おやかたさま、と彼のそばへ駈けよっていた。正成の顔の汗を見たからであろう。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
童武者わらべむしゃから中間ちゅうげんはいを入れても、なお尊氏の供は五百人に少し欠けていた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わしの馬の尻について、よく駈けてくるわっぱはだれだ、どこの童武者わらべむしゃだ」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
未成年者は一様に童武者わらべむしゃとよばれている。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)