“わらなわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藁縄88.9%
藁繩11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炭俵に藁縄（わらなわ）を使う時代になってもやまぬものは、谷川に渡す所々の橋に藤蔓を用いる風である。
地名の研究 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)
氷は筵包（むしろづつみ）にして天秤に釣したる、其片端には、手ごろの石を藁縄（わらなわ）もて結びかけしが、重きもの荷ひたる、力なき身体のよろめく毎に、石は、ふらゝこの如くはずみて揺れつ。
紫陽花 (新字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)
清七はあるだけの麻繩と、蓆（むしろ）や藁繩（わらなわ）を持出させ、大工や左官たちを呼び集めて、油部屋へいった。
さぶ (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)