“わたりどの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渡殿50.0%
亘殿50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
閉め忘れて来た渡殿わたりどのの入口の片側に、白桃の花が白々と月あかりに見えたので、今度は彼自身が思わず、深いタメ息をさせられた。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
枕元の障子をすこしずつすこしずつ音を立てないように開けて廊下に出て、足音をぬすみ窃み渡殿わたりどの伝いに母屋おもやの様子を窺った。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
亘殿わたりどののおやしきは、どの辺?」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)