“わいりん”の漢字の書き方と例文
語句割合
矮林100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車が武蔵むさしの平野へ降りてくるにつれて、しっとりした空気や、広々となだらかな田畠や矮林わいりんが、水から離れていた魚族の水に返されたような安易を感じさせたが、東京がちかづくにつれて
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
続いて「ヤッ」という気合の声! それに答える「エイッ」という声! 森々しんしんと更け渡った深夜ではあり、巨木矮林わいりん茂り重なった、木曽の山路であるだけに、恐ろしさも一層であった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
わたしはそこの樫の矮林わいりんのなかに煉瓦がのこっているのを見た。