“ろおと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
櫓音83.3%
艪音8.3%
艫音8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「往復する櫓音ろおとでほぼ見当がつきますし、ほかに大きな船が泊っていないのですから、間違いはないと思います」
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
指揮をくだす光身が暉々ききとして夜陰に流れ、見るまに石垣をいおりて、真っ黒にかたまり合った一艘の小舟が、艪音ろおとを風に運ばせて矢のように漕いでくる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ギイギイと、艫音ろおとをころしながら忍び寄ってきたのといっしょに、板べいがぽっかりと口をあけて、案内の小女のあとから、あたりをはばかりはばかり、女の姿が現われました。