“りょうごくばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
両国橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜桜見物の帰りも絶えた、両国橋りょうごくばしの中ほど、若い二人のたもとを取って引戻したのは、本当に精一杯の仕事だったのです。
着物を着たまま両国橋りょうごくばしの上から隅田川すみだがわへ飛込んだのと、もう一度は、ある百貨店の屋上から飛降りようとして、居合せた刑事に帯を掴まれて果さなかったのとである。
江川蘭子 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「……そうおっしゃるとございました。古いことでつい忘れて居りました。もう五年前、私が盗みを始めた頃でございます。両国橋りょうごくばしの上で、身投げをしようとする老人を助けました」
奉行と人相学 (新字新仮名) / 菊池寛(著)