“りむ”の漢字の書き方と例文
語句割合
吏務100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お譲り下さるなどと、あまりに望外過ぎて、ご返辞にうろたえます。——それがしは元来、武弁ぶべんてつ、州の吏務りむをつかさどるなどということは、本来の才ではありません。まあ、まあ
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その私的行動が、忠誠であり、孝道にかなうからといって、公法を無視しようとする意見は、又私論と云わなければならない。孝子がとうをなした場合も、涙をもって刑するのが吏務りむであろう。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わけて権をもつ吏務りむの面にしばしば、耳づらいことを聞く。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)