“らくごしや”の漢字の書き方と例文
語句割合
落伍者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は確(たしか)に落伍者(らくごしや)だつた。が、彼の「リイプクネヒトを憶ふ」は或青年を動かしてゐた。それは株に手を出した挙句(あげく)、親譲りの財産を失つた大阪の或青年だつた。
或社会主義者 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
僕は生れてから二十歳頃までずつと本所(ほんじよ)に住んでゐた者である。明治二三十年代の本所は今日(こんにち)のやうな工業地ではない。江戸二百年の文明に疲れた生活上の落伍者(らくごしや)が比較的大勢(おほぜい)住んでゐた町である。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)