“よしかわかまこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芳川鎌子66.7%
吉川鎌子33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芳川鎌子よしかわかまこを知る人は、それより一足前にあった、大坂鴻池こうのいけ夫人福子の哀れな心根に、女の一生というもののわびしさをも感じるであろう。
明治大正美人追憶 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
大正六年三月九日朝の都下の新聞紙は筆をそろえて、芳川鎌子よしかわかまこ事件と呼ばれたことの真相を、いち早く報道し、精細をきわめた記事が各新聞の社会面を埋めつくした。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
そのころ吉川鎌子よしかわかまこと運転手の恋愛事件が、世間にセンセイションをき起こしていたが、千葉と本千葉との間で轢死れきしを図り、それがこの病院に収容されているのだった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)