“よしかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義景85.7%
好蔭14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「尾越どの」とは上杉輝虎の義兄にあたる長尾義景よしかげのことで、げんざい尾越の城主として上杉家一方の勢力をにぎっている。「小田原」というのは北条氏実ほうじょううじざねにちがいない。
城を守る者 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
然るに、義景よしかげ自ら出張せず、一族孫三郎景健かげたけに、約一万の兵を与えて来援せしめた。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
その始めて鷲津氏を以て姓となしたのは清和せいわ天皇貞観じょうがん五年八月大領司に補した好蔭よしかげなるものより三世の孫俊行としゆきというものからであるらしい。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)