“ゆびずもう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
指相撲50.0%
指角力50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるひは若き女二人互に身を畳の上に投げ出し両肱りょうひじをつき手先を組合せて指相撲ゆびずもうをなせる、あるひはまた二人ふたりの小娘連れ立ちてその一人ひとりは他の肩に片手をかけ
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この二つの蛇の決闘は指相撲ゆびずもうを思い出させる。王蛇のほうの神経の働く速度がガラガラ蛇のそれよりもほんの若干だけ早いために、前者の口嘴くちばしが後者のそれを確実に押えつけるものと見える。
映画雑感(Ⅲ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
地平おのれのぶざまに、身も世もなきほど恥じらい、その日は、将棋をしても、指角力ゆびずもうしても、すこぶるまごつき、全くなっていなかった。
喝采 (新字新仮名) / 太宰治(著)
『右衛門七、指角力ゆびずもう来い』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)