“もうきん”の漢字の書き方と例文
語句割合
猛禽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが私はこの結晶せられた一枚の絵以上に、この猛禽もうきんが有つ壮厳さと権威との美を示し得たものが他にあるかを疑う。民画が現す驚くべき境地である。単純の美を越える美しさはない。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
その歩きつきや眼つきを見ていると、何だか猛禽もうきんのように思えてならなかった。
いわゆる鷙鳥しちょうとか猛禽もうきんとか云うものにかぞえられ、前に云ったようなわるいたずらをも働くのであるが、鷲のように人間から憎まれ恐れられていないのは、平生から人家に近く棲んでいるのと
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)