“めんざんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
綿撒糸50.0%
綿繖糸50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綿撒糸めんざんしを作るにはバチスト織りの布よりも粗悪な布の方がよく、新しい布よりもり切れた布の方がよいということを、ジルノルマン氏はどうしても承認しなかった。
綿撒糸めんざんしと弾薬とをのせた二つのテーブルと、マブーフ老人の死体がのってる一つのテーブルとを除いて、すべてのテーブルは居酒屋の外に投げ出され、防寨に積まれた。
バスクとニコレットとは布を引き裂いて繃帯ほうたいの用意をした。ニコレットはそれを縫い、バスクはそれを巻いた。綿撒糸めんざんしがないので、医者は一時綿をあてて傷口の出血を止めた。
毎日、時によると一日に二度も、門番の言うところによるとごくりっぱな服装の白髪の紳士が、病人の様子を尋ねにきて、手当てのためと言って綿撒糸めんざんしの大きな包みを置いていった。
「出来ないです。余裕があれば綿繖糸めんざんしを造るです。」
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「出来ないです。余裕があれば綿繖糸めんざんしを造るです。」
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)