“めつぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
滅前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と枯れ草の根をつかみ、滅前めつぜんの一さんともいうべき断末苦を、ピクリ、ピクリ、と四肢の先に脈うたせているばかり
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むしろ死相の死にもの狂いと、滅前めつぜん一閃いっせんともいうべき、凄絶さを極めていた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
滅前めつぜんの一さん、おそろしい念力ねんりき対手あいての腕くびへ歯を立てる。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)