“むしよゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
無所畏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(中略)神仏に人ををののかすものはない。皆各その大威力だいゐりよく大慈力だいじりきによりて人々に無所畏むしよゐを得しむるものである。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
また、何故、君は世間の圧迫を此方から押してやるやうなぎようをしないのか。何故、無所畏むしよゐを行しないのか。反抗ではなしに、人間には互に信ずるといふ根本性がある。
解脱非解脱 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
○宗教上の信仰を有する人は、かかる時こそ宗教の加護を受くべきである。観音の額には無所畏むしよゐの三字が示してあるではないか。不動尊は不動経に、我は衆生しゆじやう心中しんちゆうぢゆうすと説いてあるではないか。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)