“むくろじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無患子50.0%
木欒樹50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
考へてみると、お前の心はいかにも可哀かはいさうだ。わたしが少し力をかしてあげよう。こゝに無患子むくろじの実と銀のはちとがある。
シャボン玉 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
無患子むくろじの実のあるかぎり見事なシャボン玉を吹き上げたら、国一番の手品使てじなつかひの名前を残すにちがひありません。
シャボン玉 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
ハボンスは無患子むくろじの実がなくなるまでと思つて、毎日広場へ出かけました。そしていろんな物の形をシャボン玉で吹き上げて、しまひにはいつも自分の子供の姿を見せました。
シャボン玉 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
木欒樹むくろじの花散る蔭に引き据ゑし馬が打ち振る汗の鬣
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)