“みょうてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妙諦90.0%
妙貞10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戦略の妙諦みょうてい、用兵のおもしろさ、勝ち難きを勝ち、成らざるを成す、すべてこういう場合にあります。人間生涯の貧苦、逆境、不時の難に当っても、道理は同じものでしょう。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人間は、ついに自分にその妙諦みょうていを教えてはくれませんでした。それさえわかったら、自分は、人間をこんなに恐怖し、また、必死のサーヴィスなどしなくて、すんだのでしょう。
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)
お蘭が此のていを見まして、猶自害しようと致すを多勢おおぜいに押止められ、詮方なくて頭髪あたまをふっつり切り棄てまして、其の身は宮谷山くうこくざん信行寺しんぎょうじ海念和尚かいねんおしょうの弟子となり、名を妙貞みょうていと改めて