“みのしろきん”の漢字の書き方と例文
語句割合
身代金100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう自分は身売りした女ではない。自由な人間だということが実際に感ぜられてくる。それはキリストが私どもの払うべき身代金みのしろきんを、事実払ってくれたからなんです。
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
結局ドチラも身代金みのしろきん下手へたに出ると今いう通り両方の財産を振われてしまう、財産だけならよいが、女のことから出来心、人の命にかかるようなことにならねばよいが
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ぜひなく身をまかせると、次には、家に入れて家具衣装も揃えてやろうが、それにはお前という者の体に大きな資本もとでをかけることだ。身代金みのしろきん三千貫の証文を書けという。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)