“みなもとのとほる”の漢字の書き方と例文
語句割合
源融100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頃日このごろ事実文編を繙閲して、はからずも息軒撰の墓碑銘を発見した。樵山の系は源融みなもとのとほるの曾孫渡辺綱から出でてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その河原の左大臣源融みなもとのとほるはわかい時分に陸奥の按察使あぜちとして行かれた土地の中でも、この港の景色を殊に恋しく思ひ出されてその豪しやな河原の院の庭を作つたのであらう。
東北の家 (新字旧仮名) / 片山広子(著)