“みずびしゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
水柄杓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、一同があぶながるのを睨んで、湯わかし場の手桶へすがりつき、水柄杓みずびしゃくからガブガブと。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その顔へ、ざっと、水の入っている水柄杓みずびしゃくを投げつけた者がある、お通だった、風の中の鳥のように、途端に、袂もすそひるがえして、茶屋前の坂道を、真っ逆さまに、逃げ走って行く——
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とお吉が、つとめて、冗談に話しかけると、お米は手桶の中から水柄杓みずびしゃくを取って
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)