“みくにやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三国山75.0%
御国山25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛首峠うしくびとうげのあたりで夜営をあそばし、明日、三国山みくにやまをこえ、菩提寺山ぼだいじざん興津峠おきつとうげなどをすぎ、明後日の明け方あたり、鳥越城のうしろから、ふいにおかかり遊ばしたら、お味方の大勝利は
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一番知らせは、富山の商人田畑小兵衛たばたこへえで、佐々成政の軍隊を、加能かのうざかいの山中に行き迷わせ、三国山みくにやま嶮岨けんそから取って返して、金沢までの長途を、すねのつづくかぎり、駈け急いで来たものである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
富士をかんした相州連山の御国山みくにやまから南端の鋭い頭をした大山まで唯一目に見られる筈だが、此辺で所謂富士南に豪農の防風林ぼうふうりんの高い杉の森があって、正に富士を隠して居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)