“まひざい”の漢字の書き方と例文
語句割合
麻痺剤100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麻痺剤まひざいをもちいて得たような不自然な自負心を感じて、決して私の怠惰からではなく、その習得を抛棄ほうきした覚えがある。
如是我聞 (新字新仮名) / 太宰治(著)
麻痺剤まひざい、僅かに一条の活路を死路の内に求めて少しの安楽をむさぼ果敢はかなさ、それでも生きて居ればいひたい事はいひたいもので、毎日見るものは新聞雑誌に限つて居れど
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「これは麻痺剤まひざいのせいですよ。誰かに一服盛られましたね。すぐ注射をうちましょう」
暗号数字 (新字新仮名) / 海野十三(著)