“まっぴら”の漢字の書き方と例文
語句割合
真平100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「私は風邪ぐらいなら我慢しますが、それ以上の病気は真平まっぴらです。先生だって同じ事でしょう。試みにやってご覧になるとよくわかります」
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
氷砂糖などをしゃぶりつつ、出発の用意全く出来上ったが、ここに困った事には、例の剛力先生、今日のお伴は真平まっぴらだといい出した一件で
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
真平まっぴらですわ——あんな恐ろしい化竜ドラゴンに近づくなんて。だって、お考え遊ばせな。たとえば私が、その人物の名を指摘したといたしましょう。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)