“まっさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
抹殺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或は鼻を抹殺まっさつしてしまう迄は何回でも襲撃を行わせるであろうか。———河内介の興味は結局そこへ落ちざるを得なかった。
かかる醜い下痢と苦しい腹痛とを自分に与えるような客観世界を、自分の死によって抹殺まっさつできることを喜びながら……。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
この有力な人物はもう、あなたのために何かやってもらおうとする人たちのリストからはほとんど抹殺まっさつされなくてはならなくなってしまったのだ。
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)