“ますぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舛蔵33.3%
升蔵33.3%
増蔵33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舛蔵ますぞうが代って俊寛をつとめ、本人は福山のかつぎ一役で舞台に顔をみせるだけに過ぎなかった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
女寅めとら、染五郎、新蔵、舛蔵ますぞうなどの青年俳優で、第一回興行は「地震加藤じしんかとう」と「黒船忠右衛門くろふねちゅうえもん」と「せき」であったが、いずれも好評で、久しぶりで赤坂に歌舞伎の花を咲かせた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
女寅の藤娘は無法に美しく、升蔵ますぞうの座頭はかるくてよし。(三月四日見物)
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
「オイ増蔵ますぞう、何をぼんやり見ているんだ。サッサと飯を食っちまいねえ。」と新吉はプイと起った。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)