“ほんきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奔競50.0%
本経50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
則ちこの尊王思想は、かね醗酵はっこうしたる液体が一度ひとたび外気に接して沸騰するが如く、嘉永、安政以来外交の刺激によりて、始めて天下の人心を奔競ほんきょう顛倒てんとうせしむる活力ある警句となりしなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
この須弥壇しゅみだんを左に、一架いっかを高く設けて、ここに、紺紙金泥こんしきんでいの一巻を半ば開いて捧げてある。見返しは金泥銀泥きんでいぎんでいで、本経ほんきょうの図解を描く。……清麗巧緻せいれいこうちにしてかつ神秘である。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)