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ほこりぶか
ふりがな文庫
“ほこりぶか”の漢字の書き方と例文
語句
割合
埃深
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
埃深
(逆引き)
嫁入り道具一式を売る向いの古い反物屋の前に据えた
天水桶
(
てんすいおけ
)
に、熱そうな日が
赫々
(
かっか
)
と照して、
埃深
(
ほこりぶか
)
い陳列所の硝子のなかに、色の
褪
(
さ
)
めたような帯地や
友染
(
ゆうぜん
)
が、いつ見ても同じように飾られてあった。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
低い軒がどれもこれもよろけているようである。呉服屋の店には、色の
褪
(
さ
)
めたような
寄片
(
よせぎれ
)
が
看
(
み
)
るから手薄に並べてある。
埃深
(
ほこりぶか
)
い
唐物屋
(
とうぶつや
)
や古着屋の店なども、年々衰えてゆく町の哀れさを思わせている。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
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