“ほうがちやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
奉加帳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次が仲間に奉加帳ほうがちやうを廻して足を洗はせ、田圃の髮結床かみゆひどこの株を買つて、妹のおくめと二人でさゝやかに世帶を持つてゐたのでした。
でその費用は一般の寄進からとあつて、大きな奉加帳ほうがちやうが順繰りに富豪連かねもちれんの手に廻される事になつた。それを何番目かに請取うけとつたIといふ富豪かねもちは発起人の顔触かほぶれを見ると、急に苦い顔をした。