“べしみ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ベシミ
語句割合
癋見100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暴虐ばうぎやくとを象徴しやうちようしたやうな、それは恐るべきマスクですが、養子の品吉の顏は、まさにこの『癋見べしみ』の面そつくりだつたのです。
癋見べしみの面の巨大な鼻の穴から、豊かに煙の出るたくましさは、八五郎の偉大なる上向きの煙突よりも、更に一倍の雄大さで、思はず平次をほゝ笑ませます。
癋見べしみめんに似た、荒々しい道具を見ると、この男は熊坂長範ちやうはんの生れ代りで、大量殺人の下手人と聽かされても、誰でもそのまゝ受け容れるでせうが、一度よりは二度
癋見べしみめんに似た、荒々しい道具を見ると、この男は熊坂長範の生れ代りで、大量殺人の下手人と聴かされても、誰でもそのまま受け容れるでしょうが、一度よりは二度
養子の品吉の顔はまさにこの「癋見べしみ」の面そっくりだったのです。
お能のめんに「癋見べしみ」というのがあります。