“へんぱ”の漢字の書き方と例文
語句割合
偏頗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『全否定論法』或は『木に縁つて魚を求むる論法』は痛快を極めてゐる代りに、時には偏頗へんぱの疑ひを招かないとも限りません。
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
また今様いまようの美術文学家は往々婉麗の一方に偏し、雅樸なる者を取て卑野として不美術的としてこれを斥く。共に偏頗へんぱの論なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
偏頗へんぱこれ公道なり。争闘これ平和なり。威力これ権理なり。滅法これ法律なり。かかる社会を称して吾人は大野蛮大圧制の社会とはいうなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)