“へいじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兵刃50.0%
兵塵25.0%
平人25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ実に我がすめらぎが、異俗に対する大方針を明示し給うたものである。されば古史の示すところ、敵に対するに多くは謀計を用い、正々堂々の陣を張って、兵刃へいじんを交えたという様な場合はまことに少い。
まだ世もこんな兵塵へいじんとならないうちに今日あることを予言していた人だった。そして山荘へ集まり寄る若者たちに、きたるべき兵革を説いて、心の武装を植えつけていた時親でもある。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あたかも文学の気は二年の間窒塞ちっそくせしが如し。天下一般の大損亡というべし。先にこの開成所をして平人へいじん私有の学校ならしめなば、必ずかかる災害はなかるべきはずなり。官学校の失、五なり。