“ぶんぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文蔵50.0%
文造50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝吉はある日ふとしたことから、「越後浪人えちごろうにん服部平四郎はっとりへいしろうと云えるもののいかりを買い、あわやりも捨てられん」とした。平四郎は当時文蔵ぶんぞうと云う、柏原かしわばら博徒ばくとのもとに用心棒をしていた剣客けんかくである。
伝吉の敵打ち (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
文造ぶんぞうは約束どおり、その晩は訪問しないで、次の日の昼時分まで待った。そして彼女をたずねた。
まぼろし (新字新仮名) / 国木田独歩(著)